オンライン講座 販売の始め方:選び方・作り方・公開
オンライン講座 販売とは何か、お金を払ってもらえるテーマの選び方、レッスンを一つ作る前に需要を確かめる方法を解説します。
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このページの内容
オンライン講座の販売とは、助成金の申請書の書き方のように、特定の一つの成果を教える、有料で体系立てたレッスンを提供することです。作るには、まず人がお金を払ってでも解決したい悩みを選びます。次に、作り始める前に需要を確かめます。成果から逆算してレッスンを組み立て、シンプルに録画し、販売する場所を決め、すでに届けられる人たちに向けて公開します。
オンライン講座 販売とは?今でも講座は売れる?
オンライン講座とは、インターネットで届けるレッスンのまとまりです。受講者を、ある出発点から一つの成果まで連れていきます。人がお金を払うのは、その成果に対してです。「非営利団体の最初の助成金申請を準備する」は講座です。「助成金について私が知っていることのすべて」は、ただのコンテンツの山です。
講座には主に4つの形式があります。どの形式も、あなたの時間と受講者が得られるものとのバランスが違います。
| 形式 | しくみ | あなたの時間 | 向いているもの |
|---|---|---|---|
| 自分のペースで学ぶ形式 | 録画済みのレッスンを、受講者がいつでも受ける | 最初は負担が大きく、その後は軽い | 明確で繰り返せる方法があるスキル |
| コホート型 | グループが一緒に始め、ライブセッションを含むスケジュールに沿って進める | 開催のたびに負担が大きい | フィードバックや、続ける仕組みが大切なテーマ |
| メンバーシップ | 月額または年額の料金で継続的に利用でき、新しい教材が追加される | 一定の負担が続き、終わりはない | 変化し続ける分野 |
| ライブワークショップ | 1~2回のライブセッション。あとで録画を提供することも多い | イベントごとに中程度 | アイデアの検証や、絞り込んだスキル |
今でも講座は売れるのでしょうか。はい、売れます。人は今も、時間を節約し、失敗を避けるためにお金を払うからです。では、売れば儲かるのでしょうか。ほとんどの販売者にとって、あまり儲かりません。講座収入の平均について信頼できる数字はないため、ここでも挙げません。販売者が率直に語ることのほうが参考になります。結果は、あなたをすでに信頼してくれている人の数と、どれだけ長く宣伝を続けるかで決まる、というものです。
この傾向は、講座が安定して売れ始めたきっかけを販売者に尋ねると見えてきます。答えは、すでにいる読者やお客さま、メールリスト、繰り返しの声かけに集まりがちです。撮影環境が良くなったから、という答えではありません。講座そのものが決め手になることは、まれです。
同じ講座を作った2人の簿記講師を想像してください。1人には、過去のお客さまとニュースレターの読者が400人います。もう1人にはリストがありません。前者は初日から声をかけられる人がいます。後者は、講座で収益が出る前に、まず読者を集めなければなりません。講座は、届けられる相手に売る商品だと考えましょう。週末に録画して終わりではなく、何か月もの宣伝を前提に計画してください。
どんなオンライン講座を売れる?お金を払ってもらえるテーマの選び方
講座が売れるのは、お金を節約できる、仕事を得られる、リスクを減らせるといったときです。修了した受講者が、節約できたお金、獲得できたお客さま、避けられた失敗を挙げられるようにしましょう。テーマがこのどれにも当てはまらないなら、付けられる価格は急に下がります。
まず、次の3つを順番に決めましょう。誰のための講座か、その人にはどんな悩みがあるか、そしてどんな結果を望んでいるかです。それぞれをできるだけ絞り込みます。「小規模ビジネスのマーケティング」では範囲が広すぎて売れません。「配管工や電気工事士のためのGoogleビジネスプロフィールの設定」なら、買い手、悩み、結果がはっきりします。絞り込んだ講座は一文で説明しやすく、販売ページに必要なのはまさにその一文です。
最初に、周りの人があなたによく尋ねることを見てみましょう。お客さまから繰り返される質問、何度も直しているタスク、これまで報酬をもらって引き受けてきた仕事は、どれもヒントになります。小規模ビジネスや非営利団体に向いたアイデアを挙げます。
- 小規模な非営利団体のための助成金申請の基本(資金の獲得につながる)
- フリーランスのための簿記(お金の節約になり、確定申告の時期のリスクも減らせる)
- 最初の1か月を過ぎてもボランティアが続くための受け入れ方(リスクとスタッフの手間を減らせる)
- 施工業者のための価格設定と見積もり(仕事の獲得につながり、利益も守れる)
- 初めての監査や保険の審査への備え方(リスクを減らせる)
- 初めての採用に向けた求人票の書き方と面接の進め方(高くつく採用ミスを防げる)
どのテーマがいちばん売れるのでしょうか。信頼できるランキングはなく、読者層によっても変わります。お金、法令順守、顧客獲得に結びつくスキルは、趣味よりも買い手に価値を説明しやすい傾向があります。ただ、あなたをすでに好きでいてくれる人に向けた趣味の講座が、知らない人に向けたビジネス講座より売れることもあります。
避けたいのは、人がお金を払ってでも解決したいことではなく、自分が楽しいことを教えてしまう失敗です。次の一文でアイデアを試してみましょう。「私は[具体的な相手]が、[主な悩み]なしに[具体的な結果]を得られるようお手伝いします。」これを言い切れないなら、何かを作り始める前にテーマを絞り込みましょう。
作る前に、講座が求められているかどうかを確かめるには?
需要を確かめるには、実際の人に話を聞かせてもらい、質問に答えてもらい、そして何より、お金を払ってもらうことです。意見は気軽に言えるものです。前払いは、そのアイデアが通用する証拠になります。これを先にやっておけば、誰も買わないものの録画に何週間も費やさずにすみます。
まずは会話から始めます。過去のお客さま、ニュースレターの読者、所属しているグループのメンバーなど、買い手に近い人10人に声をかけましょう。最近解決しようとしたことは何か、それにいくらかかったか、その苦労を省けるならいくら払うかを尋ねます。相手の言葉に耳を傾けてください。その言葉が、そのまま販売ページの文章になります。
次に、5〜8問の短いアンケートを行います。いちばん困っていること、すでに試したこと、希望する形式を尋ねます。回答は数分で終わる内容にし、話を聞いた人たちとメールリストの人たちに送りましょう。アンケートは広がりを、会話は深さを教えてくれます。
最後に、先行販売をします。講座の内容、得られる結果、提供開始日を説明し、最初の購入者には創設メンバー価格を提示します。講座はまだ完成していないことを正直に伝え、期日に間に合わなければ返金することも約束しましょう。5人が支払ってくれることは、50人が「よさそう」と言ってくれることより強いサインです。
次のチェックリストを確認しましょう。それぞれ「はい」か「いいえ」で答えてください。
- 買い手を一文で言い表せますか?
- この種のサポートに、すでにお金を払ってくれた人がいますか?
- 話を聞いた10人以上が、同じ悩みを語っていますか?
- メール、SNS、コミュニティを通じて、少なくとも数百人に届けられますか?
- 知らない人にも伝わる一行で、結果を言い表せますか?
- 人々は今、その悩みを解決するためにお金や時間を使っていますか?
- 5人が前払いしてくれそうですか?
ほとんどが「はい」なら、作り始めましょう。「いいえ」が2つか3つあるなら、先にテーマを絞るか、読者層を広げましょう。先行販売がうまくいかなかったときは、購入を見送った人にその理由を尋ねてください。その答えは、もう1か月かけて制作するよりも価値があります。
講座の計画を立てるには?:成果、構成、レッスン
講座の計画は、あなたが知っているトピックからではなく、受講者が望む成果から始まります。その成果を一文で書いてください。「この講座を終えると、あなたは___できるようになります。」計画のほかの部分はすべて、受講者を今いる場所からこの一文までたどり着かせるためにあります。
次に、その成果を学習目標に落とし込みます。学習目標とは、レッスンやモジュールの終わりまでに受講者ができるようになる具体的なことです。たとえば「1ページの予算説明書を下書きする」のようなものです。どの目標も、動作を表す動詞(書く、作る、比較する、申請する、計算する)で始めましょう。「理解する」や「味わう」のような動詞は避けてください。できたかどうかを確かめられないからです。受講者がそれをしている姿を思い浮かべられないなら、その目標は漠然としすぎています。
- 最終的な成果を一文で書きます。購入者との会話で出てきた言葉を使いましょう。
- 初心者がその成果にたどり着くために終えるべきステップを、取り組む順にすべて書き出します。
- ステップを3〜6つのモジュールにまとめます。モジュールとは、目に見えるひとつの成果で終わる、レッスンのまとまりのことです。
- 各モジュールを、約5〜15分のレッスンに分けます。ひとつのレッスンで教えるのは、ひとつの考え方かひとつの作業です。
- すべてのモジュールに、ワークシート、テンプレート、短い課題のいずれかのアクションをひとつ付けます。
- どれほど興味深い内容でも、受講者を成果に近づけないものは削ります。
ここでは、技術系ではないテーマの実例を見てみましょう。小さな非営利団体向けの講座「はじめての助成金申請書を書く」です。成果は、ひとつの財団に提出できる、完成した申請書です。これはあくまで例であり、そのまま真似しなければならないテンプレートではありません。
- モジュール1「ふさわしい助成元を見つける」。レッスン:財団が助成先をどう決めているか、助成元の過去の助成実績の読み方、相性のよい助成元を見分けるチェックリスト。アクション:助成元の候補を3つに絞る。
- モジュール2「説得力のある根拠を組み立てる」。レッスン:地域の事実を使って課題を示す方法、事業をわかりやすい言葉で説明する方法、受益者を定める方法。アクション:1ページのニーズ説明書を書く。
- モジュール3「目標と測定方法を決める」。レッスン:目標と活動の違い、実際に追跡できる成果の選び方、シンプルな評価計画。アクション:成果の一覧表を完成させる。
- モジュール4「予算を組む」。レッスン:直接費と間接費の違い、予算を説明文と合わせる方法、よくある計算ミス。アクション:予算テンプレートに記入する。
- モジュール5「まとめて提出する」。レッスン:必要な添付書類、最終確認のチェックリスト、提出後にすること。アクション:実際に提出する、または模擬提出を行う。
どのモジュールも、受講者が手に取れる何かで終わっていることに注目してください。だからこそ、販売するオンライン講座がお金を払う価値のあるものに感じられます。よくある失敗は、受講者の道のりではなく、あなた自身の専門分野(慈善活動の歴史、申請書の各パーツなど)に沿って構成してしまうことです。アウトラインは、モジュールのタイトルだけを読んで確かめましょう。初心者がやることリストのようにたどれるなら、その計画はうまくいきます。
お金をむだにせずオンライン講座を作る方法
オンライン講座は、すでにお持ちの機材で作れます。いちばん高くつく失敗は、購入者がいないうちに機材を買ってしまうことです。受講者がお金を払うのは成果に対してであり、映画のような映像に対してではありません。凝ったカメラよりも、クリアな音声と見やすい画面のほうがずっと大切です。
まずは、レッスンに合った形式を選びましょう。スライド付きの画面録画は、予算を組むような手順のある作業に向いています。話し手が映る動画は、考え方の共有や説明に向いています。音声のみの形式は、通勤中に聴くようなレッスンに向いています。ワークシート、チェックリスト、テンプレートは各モジュールのアクションを担い、受講者がいちばん価値を感じることも少なくありません。これらは組み合わせて構いませんが、ひとつのレッスンは同じ形式にそろえましょう。
- 動画:最近のスマートフォンを、積み重ねた本や安価な三脚の上に置き、窓に向けて柔らかい自然光を取り込めば十分です。
- 音声:USB接続やクリップ式の、そこそこ良いマイクのほうが、カメラをグレードアップするよりも講座の質が上がることがほとんどです。静かな部屋で、服がぎっしり入ったクローゼットなど、柔らかいものに囲まれた場所で録音しましょう。
- スライド:1枚につき1つのアイデア、大きな文字、少ない言葉にまとめましょう。すでにお持ちのスライドツールで構いません。
- 編集:パソコンやスマートフォンの無料編集ソフトで、失敗した部分のカットやタイトルの追加ができます。何日もかけて仕上げる必要はありません。
- ワークシート:文書やスプレッドシートで作り、PDFに書き出します。
すべての動画に字幕をつけましょう。字幕は、耳が聞こえない方や聞こえにくい方、音を出さずに見ている方、文字を追いながらのほうがよく学べる方の助けになります。たいていの編集ツールや動画ホスティングプラットフォームには、字幕を自動で作る機能があります。自動字幕は名前や専門用語を間違えやすいので、通して読んで修正しましょう。
何かを公開する前に、3〜5人の実際の受講者候補に試してもらいましょう。検証の段階で話を聞いた人たちの中から選びます。最初のモジュールを渡して、どこで手が止まるかを見てください。どのレッスンなら飛ばしそうか、どのレッスンならもう一度見たいかも聞いてみましょう。そうした箇所を直してから、残りを録画します。
費用をかけずに始めることも現実的です。無料のビデオ通話でライブワークショップを行って録画し、保存して、不要な部分をカットします。そこにPDFのワークシートを添えて、共有フォルダやメールのシリーズで届けましょう。見た目は素朴ですが、最初の購入者グループにはちゃんと通用します。受講者が成果を得られたなら、もっと良い環境にお金をかけてよい理由ができたということです。
オンライン講座はどこで販売できますか? マーケットプレイス、プラットフォーム、自分のサイト、オリジナル開発
オンライン講座の販売先は4つあります。どれが合うかは、どこまで自分でコントロールしたいかによって決まります。マーケットプレイスには最初から集客力がありますが、自分のものになる部分は多くありません。オールインワン型のプラットフォームなら、オンライン講座の販売プラットフォームを午後のうちに用意できます。自分のウェブサイトなら、ブランドとメールリストが手に入ります。オリジナル開発なら、指定できることは何でも実現できますが、そのぶん費用は高くなります。
| 選択肢 | 手数料 | 受講者リストの所有者 | 決済と価格設定 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| マーケットプレイス(Udemy型) | 多くは売上の一定割合。条件はさまざまなので、最新の講師向け規約を確認してください | 受講者との関係はマーケットプレイスが握っています。見られる連絡先は限られる場合があります | 決済はマーケットプレイスが管理し、割引を実施することもあります | 低価格で幅広いテーマの講座で、見知らぬ人に届けたい場合 |
| オールインワン型プラットフォーム(Teachable、Podia) | 月額プラン。多くの場合は取引手数料も加わります。プランによって異なります | 受講者のメールアドレスをエクスポートできることが多いですが、規約を確認してください | プラットフォームの範囲内で、価格、クーポン、支払い方法を設定できます | あまり準備せずに、アイデアをすばやく試したい場合 |
| 講座用プラグインやホスト型ツールを使った自分のウェブサイト | ホスティング費用、ツール費用、決済手数料 | 完全に自分のものになります | 決済、ブランディング、ページを自分で管理できます | ブランドとメールリストを育てたい場合 |
| オリジナル開発の講座サイト | 開発費用に加え、ホスティングと保守の費用 | 完全に自分のものになります | アカウント、課金、ワークフローなど、指定したものは何でも | プラットフォームでは満たせない要件がある場合 |
Teachableは、ウェブサイトをゼロから作らなくても、レッスンをアップロードし、価格を決めて、支払いを受け取れるホスト型プラットフォームです。Podiaも似た仕組みです。コーチ、コンサルタント、小規模事業者、非営利団体が、こうしたプラットフォームで講座、メンバーシップ、ダウンロード商品を販売しています。Teachableが無料かどうかは、選ぶプランによります。プラン名、上限、取引手数料も変わります。決める前に最新の料金ページを確認し、月額料金と販売ごとの手数料を比べてみてください。
月額料金よりも大切な質問が2つあります。1つ目は、受講生リストは誰のものか、ということです。購入者のメールアドレスをエクスポートできなければ、次の講座に招待することもできません。2つ目は、誰が決済(チェックアウト)を管理しているか、です。マーケットプレイスでは、プラットフォームが断りなく割引を設定し、あなたの価格を下げてしまうことがあります。何かをアップロードする前に、利用規約を読みましょう。
売上税は忘れがちです。一般的に、デジタル商品を販売すると、あなたと購入者の所在地によって納税義務が生じることがあります。米国では、デジタル講座が課税対象かどうかは州によって異なります。カナダでは、GSTやHSTが適用される場合があります。税を代わりに徴収して納付してくれるプラットフォームもあれば、そうでないものもあります。お使いのプラットフォームがどちらか確認しましょう。会計士への相談は、100件目の販売のあとではなく、最初の販売の前に一度済ませておきましょう。
あなたに最適なオンライン講座の販売プラットフォームは?
最適なオンライン講座の販売プラットフォームとは、講座の段階に合ったものです。まずはホスト型プラットフォームで、お金を払ってくれる人がいるかどうかを試しましょう。ブランドやメールリストが大切になってきたら、シンプルな自分のウェブサイトに移ります。カスタム開発は、アカウント管理や課金、ワークフローなど、プラットフォームではできないことが講座に必要になったときだけにしましょう。
順番が大切なのは、段階が進むごとに費用が増え、後戻りしにくくなるからです。プラットフォームなら、販売したいオンライン講座に買い手がいるかどうかが数週間でわかります。ウェブサイトなら、講座の見せ方、決済画面の文言、受講生リストの置き場所を自分で決められます。カスタム開発なら、仕様として示せることは何でも実現できますが、その仕様を決めるのにも費用がかかります。よくある失敗は、段階を飛ばしてしまうことです。まだ誰も買っていない講座のために、何カ月もかけてソフトウェアを作ってしまうオーナーがいます。
| 段階 | 選ぶタイミング | 手放すもの | 開始費用 |
|---|---|---|---|
| ホスト型プラットフォーム | 需要を試している、または最初のコホート(同時期の受講グループ)に販売する | デザイン、決済、手数料に関する自由度の一部 | プランによって異なります。プラットフォームの最新の料金をご確認ください |
| シンプルなウェブサイト | 購入者、メールリスト、守るべきブランドがある | 自分で管理する部分が増える | AppDesign360のウェブサイト制作は1,500ドルから |
| カスタム開発 | アカウント、定期課金、チーム用の受講枠、管理ツールが必要 | 費用が高くなり、期間も長くなる | Blueprintは1,250ドルから、MVPは15,000ドルから |
ここで、例として2人のオーナーを紹介します。Danaは経理の記帳を担当している人で、フリーランスの人たちに帳簿のつけ方を教えたいと考えています。まだ集客できる読者やファンはいません。そこで、自分のペースで進められる講座を1つ、ホスト型プラットフォームに載せます。数人に先行販売して、どんな質問が出るかを学びます。必要なのはそれだけです。
Marcusは、小さな安全研修の会社を経営しています。すでに数百人のお客様に講座を販売していて、今度は企業が従業員の人数分の受講枠を購入し、誰が修了したかを追跡でき、支払いは月額にしたいと考えています。プラットフォームの購入者1人向けの決済では、これに対応できません。ここが、カスタム開発に意味が出てくるタイミングです。次の節で、その中身を説明します。
カスタムの講座サイトはどんなときに意味があり、費用はいくらかかる?
講座の販売や提供の仕方がビジネスの一部になっていて、プラットフォームでは回避策を取らざるを得ないときに、カスタムの講座サイトは意味を持ちます。プラットフォームと優れたウェブサイトで目的が果たせるなら、そちらを使いましょう。費用は少なく、公開も早く済みます。初めて講座を販売する人の多くは、このグループに当てはまります。
カスタムの講座プラットフォームは、実のところ小さなソフトウェア製品です。ホスト型プラットフォームならまとめて用意してくれる部品が、いくつか必要になります。
- アカウントとサインイン:メール、GoogleまたはMicrosoftでのサインイン、チームへの招待、二要素認証。
- 定期課金:Stripeのプラン、無料トライアル、アップグレード、請求書、受講生が自分で操作できる請求ポータル。
- 管理ダッシュボード:開発者に連絡しなくても、受講生の検索、返金の処理、売上の確認ができます。
- 役割と権限:たとえば、雇用主が自社のスタッフの進捗だけを見られるようにします。
- インフラ:ステージング環境、バックアップ、エラー追跡、稼働監視。
- ドキュメント:アーキテクチャのメモと運用手順書(ランブック)を用意し、実際にプロダクトがあなたのものになるようにします。
AppDesign360では、これらをSaaSプロダクト向けにすべて構築しています。講座プラットフォームも、同じ部品でできています。料金は小さく始められます。設計、スコープ、開発の見積もりをまとめたSaaS Blueprintは、1,250ドルから2,500ドルです。絞り込んだMVP(最初に動くバージョン)は15,000ドルから、期間の目安は8〜10週間です。機能の充実したプロダクトは22,500ドルから40,000ドル、大規模なプラットフォームは40,000ドルから60,000ドル以上になります。講座とメールリストのためのブランドサイトだけが必要なら、ビジネス向けウェブサイトは1,500ドルからです。作業を始める前に、機能、料金、マイルストーン、時期を書面の提案書で確認します。ホスティング、ドメイン、その他のプロバイダーの費用は別になります。
よくある心配はロックイン(特定のサービスから離れられなくなること)ですが、その答えは「所有」です。お客様は、コード、ホスティング、Stripeアカウントをご自身で保有できます。所有と引き継ぎの内容は書面で定めます。あとから別のチームに頼みたくなったときも、より良くなったプラットフォームに移りたくなったときも、プロダクトを持ち出せます。ホスト型のプラットフォームでは、これはできません。
サポートは公開後も続きます。新規の開発には30日間の修正対応が含まれ、その後は月額のリテーナー契約か、1時間20ドルからの時間単位のサポートを選べます。目安になる考え方があります。迷ったら、まずBlueprintから始めることです。費用はMVPのほんの一部で、その講座に本当にオーダーメイドのソフトウェアが必要かどうかが分かります。
オンライン講座の価格は、いくらにすればよいですか?
価格は、録画した動画の時間数ではなく、受講生が得られる成果に対してつけます。講座の価格は幅広く、どのテーマにも当てはまる決まった相場はありません。価格を決めるのは、次の3つです。買う人にとって成果にどれだけの価値があるか、その人がどれだけ無理なく払えるか、そして1件の販売にあなたの時間をどれだけ使うかです。
まず考えるのは成果です。フリーランサーが乱雑な帳簿でお金を失うのを防ぐ講座や、非営利団体がより説得力のある助成金申請書を書けるようにする講座は、実際のお金を節約したり、稼いだりすることにつながります。同じプラットフォーム上の趣味の講座より、ずっと高い価格をつけられます。次に大切なのは、受講する人です。会社のカードで支払うビジネスの買い手は、自腹で払う個人よりも高い価格を受け入れてくれます。そして、あなた自身の時間も数えましょう。ライブ形式のコホート(同時に始めるグループ)は、受講生1人あたりに必要なあなたの手間が大きいので、録画講座より高い価格が必要です。
次の3つの形から1つを選びます。それぞれ、合う販売者のタイプが違います。
| モデル | 仕組み | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 買い切り価格 | 受講生は1回だけ支払い、いつまでも受講できる | 終わりがはっきりした、完結した成果を目指す講座 | 毎月、新しい買い手を探し続ける必要がある |
| メンバーシップ | 受講生は月額または年額で支払い、継続的なレッスン、テンプレート、Q&Aを利用できる | 変化の多いテーマや、定期的な練習が必要なテーマ | 価値を提供し続けないと、メンバーが離れてしまう |
| コホート | グループで一緒に始め、ライブセッションを行い、席数は決まっている | フィードバックが重要な、価値の高い成果 | あなたのスケジュールが、収入の上限になる |
ここでは、予測ではなく例としてご紹介します。小さな非営利団体向けに、5つのモジュールからなる助成金申請書の書き方講座をつくったとします。最初の10人には、率直な感想と推薦の声をもらうことを条件に、創設メンバー価格の97ドルで提供します。これで970ドルの収入になり、人が実際にお金を払ってくれるかどうかも分かります。うまくいったら、一般向けの価格を197ドルに上げます。20件売れれば、3,940ドルです。
同じ内容を、15席・497ドルのコホート形式で提供した場合と比べてみましょう。合計は7,455ドルになりますが、ライブセッションを行い、受講生一人ひとりの課題を確認することになります。あるいは、月額29ドルの会員制にする方法もあります。会員が30人なら月870ドルですが、会員が続けてくれている間だけです。まずは1つのモデルを試し、実際の購入者があなたの講座のどこに価値を感じているかを教えてくれたら、見直しましょう。
創設メンバー価格は、お詫びするような値引きではなく、テストです。初回限定の価格であること、今後上がること、その価格で何席あるかをはっきり伝えましょう。そして、その約束を守ってください。守らなければ、次の値上げを信じてもらえなくなります。
オンライン講座を継続的に販売するには、どのように立ち上げればよいですか?
講座が安定して売れるのは、あなたを信頼してくれる読者や顧客がいて、その人たちに届くメールリストがあり、何度も繰り返し伝える習慣がある場合です。Reddit では、講座が安定して売れ始めたきっかけを尋ねる販売者をよく見かけます。正直な答えが、新しいツールや巧みなファネルであることはまずありません。この3つのごく基本的なことを、繰り返すことです。
まずはセールスページから始めましょう。セールスページとは、訪問者が購入を決める1枚のページです。長くても凝っていなくても構いません。買い手が心の中で抱く疑問に答えられれば十分です。
- これは誰のための講座で、どんな成果が得られますか?最初の画面で伝えましょう。
- 中身は何ですか?モジュールとレッスンを、ワークシートやテンプレートも含めて一覧にしましょう。
- あなたは誰で、なぜ信頼できますか?あなたの経験と、実際のクライアントの成果を紹介しましょう。
- 料金はいくらで、支払い後はどうなり、返金ポリシーはどうなっていますか?
- これまでの受講生は何と言っていますか?許可を得た、実際の声だけを使いましょう。
- 次のステップは何ですか?ボタンは5つではなく、はっきりした1つにしましょう。
メールは2つ目の要素です。リストとは、あなたからの連絡を受け取りたいと申し出てくれた人たちのことで、あなた自身のものです。どのプラットフォームのルールにも、止められることはありません。アドレスをもらう代わりに、チェックリストや短いレッスンなど、小さくても役に立つものを用意しましょう。そのうえで、決めたスケジュールでリストに向けて書きましょう。
最初の販売は、すでにあなたを知っている人たちに向けて行いましょう。過去のクライアント、ニュースレターの読者、イベントで出会った人、パートナーなどです。次の手順で進めます。
- 明確な締め切りを決めて、いちばん近い関係の人たちに創設メンバー向けのオファーを案内します。
- 販売期間中に、少なくとも3通のメールを送ります。告知のメール、受講生のストーリーやサンプルレッスンを添えたリマインド、そして最終案内のメールです。
- 以前に返信をくれた人や質問をくれた人には、個別にメッセージを送ります。
- 早期に購入してくれた人に、感想と短い推薦コメントをお願いします。
- 相手が戸惑った点を直してから、価格を上げて、もう一度販売を始めます。
多くの販売者が足りていないのが、繰り返しの働きかけです。1回の告知が届くのは、たまたまその日に開封してくれた少数の人だけです。メール、SNS、登壇、パートナーのニュースレターなどを通じて、そのたびに恐縮することなく、定期的に講座を紹介する計画を立てましょう。
基本的な検索対策は、時間をかけて効果を発揮しますが、最初の販売を支える力になることはほとんどありません。講座専用のページを作り、テーマと対象者がわかるタイトルを付けましょう。たとえば「小規模NPOのための助成金申請書の書き方」のようなタイトルです。短い説明文を添え、買い手が検索窓に入力する疑問に答えるブログ記事やガイドも書きましょう。検索は、あなたのことをまだ知らない買い手を連れてきてくれますが、数か月かかります。サポートが必要な場合、AppDesign360 は月500ドルからSEOを承っています。
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この記事のポイント
- •価格は、動画の時間数ではなく、講座がもたらす成果に対してつけましょう。金額は、テーマ、対象者、1件の販売にかかる時間をもとに決めます。
- •最初の購入者には「創設メンバー価格」で試してもらいましょう。その後、フィードバックやお客様の声が集まったら、価格を上げます。
- •買い切り型、メンバーシップ型、コホート型のどれを選ぶかは、継続的に提供できる価値の量と、ライブで使える時間によって決めましょう。
- •安定した売上は、オーディエンス、メールリスト、そして繰り返しのアプローチから生まれます。一度の告知だけでは生まれません。
- •まずは、すでにあなたを知っている人に向けて販売を始めましょう。そして、戸惑わせてしまった点を直し、もう一度販売します。
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